担任だけで抱え込まない支援のかたち

『気になるあの子のケース相談会』

講座概要

「クラスでいつもトラブルを起こす」
「子どもの難しさを親が理解してくれない」
「不登校状態だが、訪問しても本人に会えない」
「学校に来ることができないままでは、将来どうなるんだろう?」

こんな時、担任や、関わる教員には何ができるでしょうか。1人でできることには限りがあります。「丸抱えの共倒れ」にならないためには、学校内で他の職員の力を借りたり、外部の資源をうまく活用することが重要です。

このシリーズでは、子どもや若者、子育て家庭に関わる相談員として様々な現場で福祉的な支援に携わってきた上田さんをゲストに招き、レクチャーの後に参加者の先生たちの悩みや困り事を一緒に考えるケース相談会を実施します。
どうにかしたいけど、どうしたら….と思っている先生にお越しいただければと思います。

講座の流れ
20:30 チェックイン&自己紹介(20分)
20:50 上田さんによるレクチャー(30分)

・架空事例の模擬ケースワーク
前回までのこども支援、家族支援の留意点をおさらいしながら、情報収集、整理、使える制度の下調べ、アプローチの役割分担をどのように進めるか、架空事例を見てみます。
先生の知っている情報をどういかすか、こどものために家族の支援体制をどう整えるのか、そのための立ち回り方を考えてみます。

21:20 ケース相談会(40分)
「そう言うけれど・・・むずかしい」「こんな場合はどうしたら?」などなど、参加者の皆さんと一緒に、具体的に何からどう動く?どうハードルを超える?と考えることを通して、子どもたち、生徒たちを支えるための選択肢を具体的に増やせる時間になればと思います。

※ケース相談会のパートは安心して話せる場にするため録画はしません。

講師紹介

  • 上田万里

    行政、NPO、社会福祉法人、フリースクールにて相談員を務める。障害のあるこどものグループ活動と保護者会の支援、不登校や進路に関する教育相談、ひきこもりや就労を含む生活困窮者支援などを経験し、こどもの将来を見据えた家族全体への支援を目指している。

  • 武田緑

    Demo代表 / 教育コーディネーター / 人権教育・シティズンシップ教育ファシリテーター。民主的な学び・教育=デモクラティックエデュケーションを日本中に広げることをミッションとして、教育関係者向けの研修の企画運営、現場の課題解決のための伴走サポート、教材やツールの開発・提案、キャンペーンづくりなどに取り組んでいる。シティズンシップ教育、人権教育、オルタナティブ教育、学校と学校外の協働、子どもの参画、ファシリテーション、ワークショップデザインなどが専門。

日程

  • 第1回 2021年8月7日(土)20:30~22:00

参加費

会員:無料

非会員:2500円