子どもの貧困

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講座概要

コロナ禍の中で、学校が教育の場であるだけでなく、極めて重要なセーフティネットであることが、多くの人に認識されました。みん職では、このタイミングで「子どもの貧困」を取り上げ、先生方と一緒に学校にできることを考えたいと思い、武田緑さんをコーディネーターに、3回のシリーズ講座を企画しました。

本シリーズは、明石書店の「シリーズ・子どもの貧困」(全5巻)の内容・および考え方を下敷きにして、執筆者の方をゲストにお招きしつつ、講座をすすめます。
著書・シリーズ「子どもの貧困」では、子どもの貧困が社会問題化して10年以上経つ中で、

●この課題を個人や親・家族の責任としてではなく、社会の問題として貧困を捉えること
●子どもの貧困を、経済の構造が生むものとして捉え、貧困問題を分断しないこと
●「子ども」期にこそ受ける影響、「子ども」だからこそ現れる貧困の実態に目を向けること

がコンセプトに据えられ、研究者をはじめ、教師・保育士・ソーシャルワーカー・記者など多様な執筆陣が原稿を寄せています。

詳細 →→ https://www.edu.hokudai.ac.jp/rcccd/wp-content/uploads/2019/04/65e29ace2e9bec0f768384fe8dad35ed.pdf
 
豊富な内容を、3回の講座ですべて網羅することはできませんが、子どもたちの生活背景をキャッチできる感度を高めるとともに、子どもたちの苦しい状況を生み出す社会構造について学び、教師として、一人の大人・市民として、できることが考える機会になればと願っています。

シリーズ「子どもの貧困」
1回目「子どもの貧困って一体なに?(総論)」
2回目「依存できない家族の中で大人になる子どもたち」with 谷口由希子さん
3回目「子どもの声を聞く」with 金澤ますみさん

講師紹介

  • 武田緑

    Demo代表 / 教育コーディネーター / 人権教育・シティズンシップ教育ファシリテーター。民主的な学び・教育=デモクラティックエデュケーションを日本中に広げることをミッションとして、教育関係者向けの研修の企画運営、現場の課題解決のための伴走サポート、教材やツールの開発・提案、キャンペーンづくりなどに取り組んでいる。シティズンシップ教育、人権教育、オルタナティブ教育、学校と学校外の協働、子どもの参画、ファシリテーション、ワークショップデザインなどが専門。

  • 谷口由希子

    名古屋市立大学大学院人間文化研究科准教授。専門は社会福祉学、児童福祉論。主な著書に『児童養護施設の子どもたちの生活家庭ー子どもたちはなぜ排除状態から抜け出せないのか』『なごや子ども貧困白書』『社会的養護当事者の「声」ー施設対処後に困難な状況にある当事者たちに焦点をあてて』『子どもの虐待とネグレクト』など。

  • 金澤ますみ

    桃山学院大学社会学部准教授。社会福祉士。スクールソーシャルワーカーの活動経験をもとに、学校という場の可能性について研究。主な著作に『学校という場で人はどう生きているのか』『スクールソーシャルワーカー実務テキスト』など。

日程

  • 第1回 2020年7月31日(金)21:00~22:30
  • 第2回 2020年8月6日(木)21:00~22:30
  • 第3回 2020年8月15日(土)20:30~22:00

参加費

会員:無料

非会員:2500円